行き当たりばったり電子工作

昔の論理IC電子工作少年が、四苦八苦しながら現在の電子工作に挑戦する話。

電池でLED点滅回路(3)

前回エントリーの続きです。

単三電池を使っても、常時稼働していると30~60時間で動かなくなってしまいそうなので、ESP32のディープスリープ機能を使うことにしました。

プログラムを下記のように変更。

void setup() {
  // ピン設定
  pinMode(16, OUTPUT);

  // LED点灯
  digitalWrite(16, HIGH);
  delay(100);

  // 5秒のタイマー設定
  esp_sleep_enable_timer_wakeup(5000000);

  // ディープスリープ
  esp_deep_sleep_start();
}

void loop() {
}

LEDを光らせたあと、5秒のタイマー設定をしてディープスリープに入るプログラムです。ディープスリープ中はLEDは消灯するので、特にデジタルピンをLOWにはしていません。点灯時間は0.1秒にしました。ディープスリープ中は消費電力がほぼ0になるので、これでだいぶ寿命を稼げるはずです。


駆動は単3電電池2本ですが、手持ちに2本用の電池ボックスが無かったので3本用を改造しました。

単三電池3本用を改造

元の+(赤)線はそのままにして、白いリード線をはんだ付け。赤いリード線を使うことで3本でも使えますが、その場合は白リード線は格納できないか...


ケースは3Dプリンターで作成。基板の取り付けと蓋の取り付けを兼用にして、2本のネジで固定しています(ESP32が干渉して4本スペーサにできなかった)。

ケース(LEDはマスキングテープで固定)
完成形


実際に新品の単三電池を用いて一日5~10時間光らせていますが、10日経ってもまだ光っています。いつまでもつか楽しみです。